2011年12月18日日曜日

追憶(その2) PC-286LE (PC-9801互換ラップトップ)

PC-9801が発売された。
あこがれの機種だったけどとても手が出なかった…

その後、ワープロ専用機を買ってはみたもののパソコンへの憧憬は消えることはなかった。

そんな時、EPSONからPC-286Lという機種が発売された。
EPSONは、それまでほぼ市場を独占していたNEC PC-9801に対抗してデスクトップの互換機を発売していたが、ラップトップ(ノートPCという言葉はまだ無かった頃)として初の互換機だった。
(本家のNECもラップトップを発売してはいたがPC-9801互換ではなかった)

PC-286Lは液晶2階調だったけどその後8階調に改良されたPC-286LEが発売された。
とても高かったけど、知り合いのつてで安く手に入れることができたので思い切って買ってしまった。


CPU  V30互換 10Mhz(Intel80286ではなかった…ウソつき…)
メモリ 640KB
液晶  12インチ 640×400ドット 8階調
FDD  3.5インチ×2(1MB/640KB)
    (20MB/40MB HDDモデルもあったがめっちゃ高かった)
重量  6.6Kg(膝の上で使うとマジに重い)
定価  368,000円(信じれんくらい高い…2/3以下で買ったけど…)

当時は、嫌らしくもEPSONチェック(プロテクト)なるものが存在し、互換機といえどもNEC製ではないため、PC-9801用のソフトウェアを使いたければSIPというプロテクト解除プログラムでパッチを宛てなければならなかった。(公にプログラム改造が行われていた訳だ…)

膝の上に置ける(かもしれない)、持ち運びも(しようとすればなんとか)できるという画期的なPC-9801互換パソコンだった。

1 件のコメント:

  1. 286Lだったと思うけど持ってました。もし買うならデスクトップと思ってましたが、教授の命令で買わされました。不揮発RAMを入れて辞書を置いて使っていました。バッテリーの過熱か何か不具合が起きて無償交換がありましたね。大学の講堂に会議用テーブルとパイプ椅子を並べてエプソンかその下請の人たちが来てその場で交換しました。あと雑誌の記事かなにかを見て外箱・基盤その他部品を秋葉原で買い、外付けの何かをつけましたが、何だったか憶えててません。
    後に家に置きっぱなしとなってからはモニターを外してカラーCRT(それが初めて目にしたサムソン製品でした)を繋ぎました。音源は最後までBeep音のみでした。

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