2011年12月18日日曜日

追憶(その6) 名も無きDOS/V機…

日本では NEC が幅をきかしていたけれど世界標準は IBMだった。

PC/AT や DOS/V が次第に日本でも認知されてきて、Windows がもてはやされてくると、PC-9801の標準解像度である 640×400ドットより PC/AT互換機の 640×480ドットがとても魅力的になってくる。たかが 80ドット…されど 80ドットである。

折しも NEC も PC-9821 なる訳のわからん PC/AT もどき(解像度のみ?)の機種を発売しだして、差別化がだんだんと難しくなる。
しかも、PC-9821 はカラーが標準でまだまだカラー液晶は高かった。

そんな中、雑誌では格安な PC/AT互換機の広告が目に入ってくる。
機能は PC-9801 や PC-9821 とほぼ互角でありながら価格は半分以下のものまであった。

世に評判の PC/AT互換アーキテクチャーの世界を覗いてみたくて、名も無いDOS/V機(というよりメーカーを知らなかっただけかも←確かTaiwan製だったがどこのメーカーだったか忘れた)を秋葉原で衝動買いしてしまった。

安さだけを求めて買ったけど、これが実はA5サブノートサイズで、バッテリーの持ちはさすがに期待できなかったけど初めてまともに持ち運びに耐えるノートパソコンを手に入れた。


しかし、さすがに名も無きDOS/V機は安物だけあってしばらく使うと壊れてしまった。
高いオモチャだったけど、DOS/Vの世界を教えてくれた愛すべきサブノートだった。

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